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SwitchBotハブ3を4ヶ月使った正直レビュー|主にペットの留守番用に買ってつかってみた

ペットを飼っていると、留守番中の室温が気になりますよね。

「真夏に停電でエアコンが止まったらどうしよう」「急に気温が上がってペットが熱中症にならないかな」と心配になる気持ち、よく分かります。

私も3ヶ月のマルチーズを迎えてから、同じ悩みを抱えていました。そこで導入したのがSwitchBotハブ3です。

4ヶ月使った結論をお伝えすると、ペットの留守番には必須アイテムでした。室温が設定している温度を超えたらスマホに通知が届いたり、外出先から室温や湿度を確認したり、同様に外出先からエアコンを操作できる安心感は想像以上です。

ただし正直なところ、私の使い方ならハブ2で十分だったかもしれません。 ハブ3の目玉機能であるダイヤル操作は、Googleネストハブと連携して音声操作しているため、ほとんど使っていないのが実情です。

この記事では、実際に使って分かった良い点・悪い点を正直にレビューします。購入を検討している方の参考になれば幸いです。

なお、私はSwitchBotのフロアライト、電球、見守りカメラPlus 3MPも使っています。SwitchBot製品を日常的に使っている立場から、ハブ3の実力をお伝えします。

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SwitchBotハブ3とは?基本スペックと特徴

まず、製品の基本情報を整理しておきます。

SwitchBotハブ3は、スマートリモコンと温湿度計が一体になった製品です。価格は公式サイトで税込16,980円前後。従来モデルのハブ2から値上がりしましたが、新機能を考えるとコスパは良いと感じます。

主な特徴は以下のとおりです。

スマートリモコン機能で、エアコンやテレビなど赤外線リモコンで操作する家電をスマホから操作できます。外出先からでもWi-Fi経由で遠隔操作が可能です。

温湿度計を内蔵しており、本体ディスプレイに温度と湿度が表示されます。ハブ3では温湿度センサーの精度が向上し、より正確な計測ができるようになりました。

Matter対応がハブ3の大きな進化ポイントです。Apple HomeやGoogle Home、Alexaなど、異なるスマートホームプラットフォームを横断して使えます。

オートメーション機能が最大の魅力です。「室温が27度以上になったらエアコンをオンにする」「日没になったら照明を点ける」といった自動化が設定できます。

赤外線の送信範囲がさらに強化され、部屋の隅々まで確実に届くようになりました。

ダイヤル操作機能がハブ3の新機能です。本体上部のダイヤルを回すことで、登録した家電を物理的に操作できます。ただし、この機能については後ほど詳しく触れます。

自宅に設置したSwitchbotハブ3

なぜハブ3を選んだのか?ハブ2・ハブミニとの違い

SwitchBotにはハブミニやハブ2という製品もあります。私がハブ3を選んだ理由を説明します。

最大の理由は温湿度計が内蔵されていることです。

ペットの留守番で最も重要なのは、室温に応じてエアコンを自動制御することです。「室温が28度以上になったら冷房をオンにする」といったオートメーションを使うには、温湿度を計測する機能が必要になります。

ハブミニには温湿度計がないため、この機能を使うには別売りの温湿度計(約2,000円)を購入する必要があります。ハブ3なら1台で完結するので、結果的にコスパが良いと判断しました。

ハブ2との違いは、Matter対応と温湿度センサーの精度向上、そしてダイヤル操作機能です。Matter対応により、将来的に他社のスマートホーム製品とも連携しやすくなります。今すぐ必要な機能ではありませんが、長く使うことを考えると最新モデルを選んで正解だったと思います。

ペットの温度管理を目的にするなら、ハブ3を選ぶことをおすすめします。

4ヶ月使って分かった良い点

実際に4ヶ月使ってみて、特に良かった点を紹介します。

室温が上がりすぎたらスマホに通知が届く

一番安心できるのがこの機能です。

私は「室温が28度以上になったら通知」「室温が20度以下になったら通知」と設定しています。これにより、外出中でも室温の異常にすぐ気づけます。

真夏に停電でエアコンが止まった場合や、エアコンの故障で室温が上がりすぎた場合も、通知が届けばすぐに対応できます。ペットは自分で「暑い」と言えないので、この通知機能は飼い主として大きな安心材料になります。

外出先からエアコンを操作できる

通知が届いたら、外出先からスマホでエアコンをオンにできます。

アプリを開いてエアコンのリモコン画面を表示し、電源ボタンを押すだけ。温度設定や風量の変更も可能です。帰宅前に部屋を涼しくしておくこともできるので、ペットも私も快適に過ごせます。

エアコンの消し忘れに気づいたときも、外出先からオフにできるので電気代の節約にもなります。

温度に応じてエアコンを自動制御できる

オートメーション機能を使えば、室温に応じてエアコンを自動でオン・オフできます。

たとえば「室温が28度以上になったら、冷房25度でエアコンをオンにする」と設定しておけば、留守中でも自動で快適な温度を保てます。

私は手動で操作することが多いですが、長時間の外出時にはこの自動制御があると安心です。

日没で照明を自動点灯できる

地味に役立っているのがこの機能です。

私はSwitchBotのフロアライトと電球をハブ3と連携させて、ハブ3のオートメーションの機能を使い、日没になると自動で点灯するように設定しています。

日が落ちるのが早い冬でも、ペットが暗い部屋で留守番することがなくなりました。日没の時間は1日毎に変わりますが、それも自動で日没の時間を調整しながら機能してくれます。帰宅したときに明るい部屋でペットが待っているのは、見ていて安心します。

アプリで温湿度の履歴を確認できる

ハブ3で計測した温湿度は、アプリでグラフとして確認できます。

1日の温度変化を見れば、「この時間帯は室温が上がりやすいな」といった傾向が分かります。エアコンの設定温度を調整したり、オートメーションの条件を見直したりする参考になります。

留守番中にどのくらいの温度で過ごしていたかを後から確認できるのも、飼い主として安心です。

設定が簡単でアプリが使いやすい

スマートリモコンというと設定が難しそうなイメージがありますが、実際はとても簡単でした。

アプリをダウンロードして、ハブ3の電源を入れて、Wi-Fiに接続するだけ。エアコンのリモコン登録も、リモコンのボタンを押すだけで自動的に最適な設定を見つけてくれます。

私はSwitchBotの他の製品も同じアプリで管理しているので、1つのアプリで完結するのは使い勝手の面で大きなメリットです。

自宅のSwitchbotハブ3の裏側
ケーブルの途中にあるのは温湿度センサー

本体ディスプレイで温湿度をすぐ確認できる

ハブ3の前面には液晶ディスプレイがあり、温度と湿度が常に表示されています。

スマホを開かなくても、本体を見れば今の室温がすぐ分かります。朝起きたときや帰宅したときに、さっと確認できるのは便利です。

ディスプレイの視認性がハブ2より向上しているので、離れた場所からでも数字が読みやすくなりました。

Googleネストハブとの音声連携が便利

私はGoogleネストハブと連携させて使っています。

「OK Google、エアコンをつけて」「OK Google、テレビをつけて」と話しかけるだけで、家電を操作できます。リモコンを探す手間がなくなり、手が離せないときでも音声だけで操作できるのは想像以上に便利です。

料理中や犬の散歩から帰ってきたときなど、手がふさがっている状況でも音声で快適に操作できています。

Matter対応で将来性がある

今すぐ使う機能ではありませんが、Matter対応は大きなメリットです。

Matterは異なるメーカーのスマートホーム製品を統一的に操作できる規格です。将来的にApple HomeやGoogle Homeなど、他社のプラットフォームとも連携しやすくなります。

長く使うことを考えると、最新規格に対応しているのは安心材料になります。

正直に感じたデメリット

良い点ばかりではなく、気になった点も正直にお伝えします。

ダイヤル機能はほとんど使わない

これが最大の正直な感想です。

ハブ3の目玉機能であるダイヤル操作ですが、私はほとんど使っていません。Googleネストハブと連携して音声操作しているため、わざわざハブ3本体まで行ってダイヤルを回す必要がないのです。

ソファに座っているとき、ベッドで寝ているとき、キッチンで料理しているとき。どんな状況でも「OK Google、エアコンをつけて」と言えば済むので、物理的なダイヤル操作の出番がありません。

正直なところ、私の使い方ならハブ2で十分だったと思います。 ハブ2なら約9,000円で購入できるので、7,000円の差額を考えると、音声操作メインの方にはハブ2をおすすめします。

部屋ごとにハブが必要

赤外線が届く範囲でしか家電を操作できないため、複数の部屋で使いたい場合は部屋ごとにハブが必要になります。

赤外線は壁やドアを通過しないので、リビングに設置したハブ3から寝室のエアコンを操作することはできません。複数の部屋でエアコンやテレビを操作したい場合は、部屋ごとにハブを購入する必要があります。

私はリビングにしか設置していないので問題ありませんが、2部屋以上で使いたい方は複数台の購入を検討する必要があります。

ハブ2より約7,000円高い

ハブ3の価格は16,980円で、ハブ2より約7,000円高くなっています。

Matter対応や温湿度センサーの精度向上、ダイヤル機能を考えれば妥当な価格ですが、ダイヤル機能を使わないなら価格差のメリットは薄いと感じます。すでにハブ2を持っている方が買い替える必要性は低いですし、これから購入する方も自分の使い方を考えて選ぶことをおすすめします。

温湿度センサーの位置が固定される

温湿度センサーは本体に内蔵されているため、設置場所がセンサーの計測位置になります。

部屋の中で温度差がある場合、センサーの位置によって計測値が変わることがあります。より正確に温度を測りたい場合は、別売りの温湿度計を追加購入するのも選択肢です。

エアコンの機種によっては相性がある

ハブ3にはプリセットされたリモコンが多数登録されていますが、一部のエアコンでは完全に同じ動作にならないことがあります。

私のエアコンは問題なく動作していますが、ネット上の口コミでは「細かい設定ができない」という声もあります。主要メーカーのエアコンであれば問題ないことが多いですが、購入前に対応機種を確認しておくと安心です。

ペットの留守番に役立つ設定例

私が実際に設定している内容を紹介します。

温度アラートの設定

「室温が28度以上になったら通知」「室温が20度以下になったら通知」と設定しています。

これで夏の暑さや冬の寒さで室温が異常になった場合、すぐにスマホに通知が届きます。夏や冬はエアコンを外出中でもつけっぱなしにしていますが、停電などでエアコンが止まってしまった場合も通知が来るので安心です。

照明の自動点灯

「日没になったらフロアライトと電球をオンにする」と設定しています。

ハブ3の光センサーが暗くなったことを検知すると、自動で照明が点灯します。季節によって日没時間が変わっても手動で時間の調整は必要なく、その日の日没時間に合わせて対応してくれます。

Googleネストハブとの連携

「OK Google、エアコンをつけて」「OK Google、テレビを消して」など、音声で家電を操作できるように設定しています。

SwitchBotアプリでGoogleアシスタントと連携させるだけで、Googleネストハブから音声操作が可能になります。手がふさがっているときや、リモコンを探す手間を省きたいときに非常に便利です。

SwitchBot製品との連携で広がる使い方

私はハブ3のほかに、見守りカメラPlus 3MP、フロアライト、電球を使っています。

見守りカメラとの併用は特におすすめです。温度アラートが届いたらカメラでペットの様子を確認し、必要に応じてエアコンを操作する。この流れがスマホ1つで完結します。

フロアライトと電球はハブ3と連携させて、日没で自動点灯するように設定しています。すべて同じアプリで管理できるので、操作が煩雑になりません。

ただし、ハブ3単体でも十分に機能するので、最初からすべて揃える必要はありません。必要に応じて追加していくのが良いと思います。

こんな人におすすめ・おすすめしない

おすすめな人

以下に当てはまる方には、自信を持っておすすめできます。

  • ペットの留守番中の室温が心配な方
  • 外出先からエアコンを操作したい方
  • スマートホームを始めてみたい初心者の方
  • 複数のリモコンをスマホにまとめたい方
  • 温湿度を記録・管理したい方
  • 将来的に他社のスマートホーム製品とも連携させたい方
  • ダイヤル操作で物理的に家電を操作したい方

特にペットを飼っている方には、温度アラートとエアコン操作の組み合わせが非常に役立ちます。

他の選択肢を検討すべき人

一方で、以下の方は他の選択肢も検討したほうがよいかもしれません。

  • 音声操作をメインで使いたい方(→ハブ2で十分)
  • ダイヤル機能を使う予定がない方(→ハブ2で十分)
  • 温度管理が不要で、リモコン機能だけ欲しい方(→ハブミニ)
  • すでにハブ2を持っていて満足している方
  • 複数の部屋で使いたいが予算を抑えたい方

正直なところ、Googleネストハブなどのスマートスピーカーと連携して音声操作する方には、ハブ2で十分です。 私もダイヤル機能をほとんど使っていないので、7,000円の価格差を考えるとハブ2を選んだほうがコスパは良かったと感じています。

温度管理が不要であれば、価格の安いハブミニで十分です。ただし、後から温度管理をしたくなった場合は別途温湿度計が必要になるので、迷うならハブ2を選ぶのが無難です。

よくある質問(FAQ)

設定は難しい?

簡単です。アプリをダウンロードして、Wi-Fiに接続して、リモコンを登録するだけ。リモコン登録は自動認識してくれるので、数分で完了します。

Wi-Fiは何が必要?

2.4GHzと5GHzの両方に対応しています。ハブ2は2.4GHzのみでしたが、ハブ3では5GHz対応になり接続の安定性が向上しました。

エアコンは何でも対応している?

主要メーカーのエアコンはほとんど対応しています。アプリに多数のプリセットが登録されており、自動で最適な設定を見つけてくれます。

電池で動く?

いいえ、電源ケーブルでの給電が必要です。バッテリー内蔵ではないので、コンセントの近くに設置する必要があります。

AlexaやGoogle Homeと連携できる?

できます。設定後は「アレクサ、リビングのエアコンをつけて」「OK Google、テレビをつけて」と話しかけるだけで操作できます。Matter対応により、Apple Homeとの連携も可能です。

ハブ2を持っているけど買い替えるべき?

ハブ2で満足しているなら買い替える必要はありません。ダイヤル機能を使わないなら、なおさら買い替えのメリットは薄いです。ただし、5GHz Wi-Fi対応やMatter対応が魅力的に感じるなら、ハブ3への買い替えを検討する価値はあります。

ハブミニを持っているけど買い替えるべき?

温度管理が必要ならハブ2かハブ3への買い替えを検討する価値があります。ダイヤル機能が必要ならハブ3、音声操作メインならハブ2がおすすめです。温度管理が不要なら、ハブミニで十分です。

ダイヤル機能は便利?

使う人によります。私はGoogleネストハブで音声操作しているため、ダイヤル機能はほとんど使っていません。スマートスピーカーを持っていない方や、物理的な操作感を好む方には便利だと思います。

まとめ|ハブ3は買うべき?それともハブ2で十分?

SwitchBotハブ3を4ヶ月使った感想をまとめます。

良かった点は、室温アラートで異常にすぐ気づけること、外出先からエアコンを操作できること、温度に応じて自動制御できること、設定が簡単なこと、Googleネストハブとの音声連携が便利なこと、Matter対応で将来性があることです。ペットの留守番には必須アイテムだと感じています。

一方で、正直なところダイヤル機能はほとんど使っていません。 Googleネストハブと連携して音声操作しているため、物理的なダイヤル操作の出番がないのです。この点を考えると、私の使い方ならハブ2で十分だったと思います。

結論として、以下のように選ぶことをおすすめします。

  • ダイヤル操作を使いたい方、最新機能が欲しい方→ハブ3
  • 音声操作メインの方、コスパ重視の方→ハブ2
  • 温度管理が不要な方→ハブミニ

私の場合は、温度アラートと外出先からのエアコン操作が大きな安心材料になっています。見守りカメラと組み合わせることで、留守番中のペットの様子を総合的に把握できるようになりました。

SwitchBotのフロアライト、電球、見守りカメラPlus 3MPも使っている立場から言うと、ハブ3(またはハブ2)はこれらの製品を連携させる中心的な役割を果たしています。スマートホームの第一歩として、ハブから始めるのもおすすめです。

ペットの留守番中の室温が心配な方、外出先からエアコンを操作したい方には、自信を持っておすすめできる製品です。ただし、音声操作をメインで使うならハブ2で十分なので、自分の使い方に合わせて選んでください。