東京では4月に開始したフードパンダ。
早速登録し稼働してみました。
何かと評判のフードパンダですが実際に稼働してみて感じたのは、
メリットとデメリットがはっきりしたサービスです。
この記事ではフードパンダのメリット・デメリットとフードパンダの稼働が向いている人・向いていない人について主観的に解説します。
フードパンダのメリット
報酬が良い(給料が良い)
メリットの1つ目は、報酬の高さです。
当方自転車稼働ですが、1件あたりの配達距離は1キロから4キロほど(ピック・ドロップ合わせた距離)。
それに対し、1件あたりの配達報酬は700円から1100円ほどです。
配達報酬は配達距離によって変動し、ピック距離とドロップ距離の両方が加味されるので、ロングピックやロングドロップであっても不公平感を感じにくい報酬システムになっています。
わたしは主に新宿エリアで稼働していますが、時給2000円程度は稼げることが多いです。
また、雨の日など需要が多い日には時給3000円ほどに達する場合も。
さらに、バイク稼働の配達員の場合は、ダブルやトリプルなどが多く時給3000円〜4000円になることもあるようです。
バイク稼働の方で高報酬を狙っている方はフードパンダはおすすめです。
シフト制のため配達員過多になりにくい
フードパンダはシフト制で事前にシフトを取らないと稼働ができません。
シフトは予想される需要に応じて枠を調整していると思われます。
ですので、配達員が多すぎて鳴らない状況は比較的少なくなるようなシステムになっています。
次にフードパンダのデメリットを挙げています。
フードパンダのデメリット
ランク制度がストレスフル
フードパンダにはランク制度があり、応答率、シフト稼働率(シフト通りに稼働した割合)、特別稼働時間(ピークタイムにどのくらい稼働したかで算出)でランクが決定します。
ランクは配達料金に影響したり、高ランクだとシフトを取りやすくなったりと影響が大きく、逆に高ランクを維持しないとシフトインできなくなり、そうすると稼働できなくなります。
この高ランク維持の条件がとても厳しく①リクエスト全受け、②キャンセル不可、③シフト通りに100%稼働、この3つは必須です。
リクエスト全受け、キャンセル不可のため、調理に時間がかかるなど避けたいレストランがあったとしても、配達リクエストを受諾するしかありません。
また受諾後調理に時間がかかるとわかった場合でも、キャンセルするとランクが大きく下がるため、調理を待つしかありません。たった1回のキャンセルでもランクが2つ分ほど下がります。(ランクは全部で6段階)
フードパンダでは常にこのランク制度に縛られ、窮屈な思いをしながら稼働することになります。
料理待ちが長め
フードパンダは、他のデリバリーに比べ料理待ちが長めです。
レストランに到着すると「今注文入ったばっかりなので」と言われることが多く、10分待ちはザラ、店によっては20分以上待つこともあります。
また、料理待ちが長くなるとわかっても、ランク維持のためキャンセルできず待つしかありません。
またUberEatsやChompyのように、待ち時間が長くなる配達料金が加算されるといこともありません。
サポートの対応力が低い
フードパンダのサポートはチャットサポートで対応しており、電話の対応は行っていません。
配達にトラブルが発生した際などはこのチャットサポートに問い合わせることになりますが、チャットサポートで対応できる範囲が狭く、特にランク関連や料金関連の問い合わせはほぼ受付しないようで、ライダーセンターかメール窓口に問い合わせるよう案内され、一方的にチャットを打ち切られます。
配達中に拠点に行くわけにもいかず、メール窓口も即座で対応してくれるわけでわないので、トラブルが解決しないまま、配達せざるを得ません。
非常にストレスフルです。
シフト制のため、気軽に稼働できない。副業には向いていない
シフト制には配達員過多になりにくいというメリットがある一方で、好きな時間にオンラインにするという稼働方法はできません。
仕事終わりに稼働するというような稼働スタイルの副業配達員にとっても、仕事が長引いたりする可能性も考えると、仕事終わりのよるのシフトを取得することもむずかしく、せいぜい休日ぐらいしか稼働は難しいかと思います。
他社デリバリーと同時オンラインは実質不可
フードパンダでは他社のデリバリーと同時にオンラインすることは認められています。
認められているにも関わらず実質不可という原因はランク制度。
同時オンラインにして、他社デリバリーで配達中に、フードパンダのリクエストを受諾できないなんてことになるとランクが大きく降格してしまうため、実質同時オンラインはできません。
シフトを取ってオンラインにしてみたけれど全く鳴らないという状況でも、いつ鳴るかわからないフードパンダのリクエストを待つしかないのです。
現金対応必須
フードパンダの支払い方法はクレジットカードか現金となっていますが、配達員側はUber Eatsのように現金オンオフの切り替えができず、現金の受付が必須です。
更に、フードパンダ利用者は現金払いが他社より多めだと感じます。
また配達料より受け取った現金が多くなり超過額が一定以上の金額を越えると、フードパンダ側に超過額を振り込みしなければ行けないという二重苦状態。
更には、小銭の預け入れに多くの配達員が利用しているであろうゆうちょ銀行が硬化の預け入れを有料化する予定です。(2022年1月17日から)
フードパンダの現金対応は配達員側の負担が大きくかなりのデメリットに感じます。
フードパンダが向いている人・向いていない人
メリット面では、高単価である点とシフト制で比較的鳴りが担保されている点をあげました。
つまりはメリットは高報酬であること。メリットはこの報酬面のみです。
デメリット面が強めなのが現状のフードパンダです。
ストレスフルなシステムと高報酬を引き換えに稼働できるかどうかが向いている・向いていないの分岐点になります。
とはいえ、高報酬な点はかなりのメリットになります。
ストレス強めで高報酬なデリバリーと、報酬はそこそこor少なめだけどストレスフリーなデリバリーのどちらを選ぶかと言われたら、わたしなら高報酬なデリバリーを選びます。
フードパンダが向いている人
高報酬を狙いたい人。特にバイク配達員
フードパンダが向いていない人
ストレスなく稼働したい人
自由なスケジュールでオンラインしたい人
副業配達員
まとめ
以上、フードパンダは配達員にとってはとてもストレスフルなサービスです。