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ロケットナウとUber Eatsの違い:配達員が実際に感じた両サービスの差

正直に言うと、ロケットナウが始まったとき「また新しいサービスか…」って思いました。過去にもいくつかの新参サービスが出ては消えていく様子を見てきたからです。

でも実際に両方使ってみると、意外と面白い発見がありました。今回は、現役配達員の視点から両サービスの本当の違いをお話しします。

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ロケットナウとは?基本情報をおさらい

ロケットナウは2025年1月にスタートした、韓国のクーパンという会社が運営するフードデリバリーサービスです。

クーパンは実は以前にも日本に来ていたんですよ。2021年から2023年まで食品や日用品の配達をやっていました。ただ、うまくいかずに撤退。今回はフードデリバリーで再チャレンジという感じですね。

サービス開始と配達エリア

現在は東京23区がメインエリアで、最近になって神奈川、千葉、埼玉にも少しずつ広がっています。7月15日からは調布市、武蔵野市、川崎市、船橋市、市川市、松戸市、川口市、草加市にエリア拡大。さらに7月22日からは八王子市、横浜市、千葉市、さいたま市も追加されました。

まだまだ限られたエリアですが、拡大のスピードは結構早い印象です。

【同じところ】共通する特徴

基本的な仕組みはUber Eatsとほぼ一緒です。

働き方の自由度

シフトはないし、好きな時に働けるのも同じ。自転車でも原付でも軽自動車でも、自分の持っている車両で配達できます。これは助かりますね。業務委託契約という点も共通しています。

報酬の支払いサイクル

報酬も週払いなのは共通していて、ロケットナウは毎週金曜日、Uber Eatsは火曜日に振り込まれます。

基本的な配達の流れ

注文受付→店舗でピックアップ→顧客へ配達という基本フローは同じです。

【違うところ】重要な相違点

配達前の情報表示

結構なマイナス点としては、ロケットナウでは配達先が事前に分からないことです。

ロケットナウ

  • 基本的にリクエスト画面でドロップ先(配達先)が分からない
  • ピックアップ完了後にようやく配達先が判明
  • 基本的にガチャ状態だが、特定の条件下では事前表示される可能性もある

Uber Eats Uber Eatsだと注文を受ける前に「どこまで運ぶか」が見えますよね。だから「このタワマンは時間かかりそうだからパス」とか「この距離なら効率いいな」とか判断できる。より戦略的な配達リクエストの選択ができます。

注文の密度と距離

これは当たり前かもしれませんが、注文の入り方がかなり違います。

ロケットナウ

  • まだサービス開始間もないため注文数が少ない
  • 郊外では特に注文が入りづらい
  • ロング配達(長距離)が多い傾向
  • ピックアップまでの距離が長い場合がある

正直まだまだです。特に郊外に行くと、待機時間がかなり長くなります。注文が入っても長距離のことが多くて、時給換算すると厳しい時もある。

Uber Eats Uber Eatsは安定してますね。特に都心部なら1日中コンスタントに注文が入ります。ショート配達(近距離)も多いので、効率よく回せることが多い。配達密度が高いのが魅力です。

拒否・キャンセルのペナルティ

これ、結構重要なポイントです。

ロケットナウ

  • 拒否すると追加報酬(受諾率などが関係する)がもらえなくなる可能性
  • 注文受諾後のキャンセルは1日3回まで可能
  • 過度な拒否や受けキャンはサービス品質低下として配達業務の委託が制限される可能性

新しいサービスだからか、配達品質を重視しているんでしょうかね。

Uber Eats Uber Eatsは一定の拒否率なら特に問題になりません。明らかに効率の悪い配達は断っても大丈夫です。

報酬体系

単価だけで見ると、今のところロケットナウの方が高いことが多いです。新しいサービスで配達員を集めたいからでしょう。

ロケットナウ

  • 1配達あたりの報酬が高い傾向
  • 配達員が少ないため単価が高めに設定されている可能性
  • インセンティブ制度の詳細は発展途上

Uber Eats

  • 1件あたり320-500円が相場
  • 近年報酬の引き下げ傾向があり、2025年1月以降特に配達報酬が減少
  • クエスト制度やチップ制度が充実

Uber Eatsは最近報酬が下がり気味。2025年に入ってから特に厳しくなった印象があります。

保険・補償制度

これ、あまり話題になりませんが重要なポイントです。

ロケットナウ

  • 現時点では詳細不明
  • 保険制度が整備されていない可能性が高い

Uber Eats

  • 配達中の事故に対するパートナー補償制度あり
  • 対人・対物賠償、見舞金制度などが整備されている

配達員として働く以上、事故のリスクは常にあります。この点は正直、Uber Eatsの方が安心できますね。

アプリの使いやすさ・安定性

ロケットナウ ロケットナウのアプリはシンプルで分かりやすいです。余計な機能がない分、迷わず使えます。ただし、まだ不安定なところがあります。たまに強制終了したり、通知が遅れたりすることも。新しいサービスあるあるですが、稼働中だとヒヤッとします。

Uber Eats Uber Eatsのアプリは長年の蓄積があるだけあって安定しています。機能も豊富で、配達効率を上げるツールも充実している。

サポート体制

これも結構大きな違いです。

ロケットナウ

  • 問い合わせ手段が限られている
  • サポート体制が弱いという声もある
  • トラブル時の対応に時間がかかる場合がある

ロケットナウのサポートは…まだ弱いです。問い合わせ手段が限られているし、返答も遅いことが多い。トラブルがあった時、不安になることがありますね。

Uber Eats

  • チャットや電話でサポートを受けられます
  • 豊富なFAQとヘルプ機能
  • トラブル時の対応ノウハウが蓄積されている

時間帯の制限はありますが、困った時の相談先があるのは心強い。

マルチピック(同時配達)

ロケットナウ

  • ダブルピック(2店舗からの同時配達)あり
  • トリプルピックの詳細は不明

Uber Eats

  • ダブル配達が一般的
  • システムが成熟しており、効率的な配達ルートが提案される

ロケットナウ配達員のメリット・デメリット

メリット

  1. 高単価の可能性:新サービスで配達員が少ないため、単価が高めに設定されている
  2. 競合が少ない:まだ配達員数が少なく、注文を取りやすい
  3. 現金なし:お釣りの準備が不要で初心者にも安心
  4. 週払い:毎週金曜日に報酬を受け取れる
  5. 初回配達キャンペーン:初回配達完了で4,000円がもらえる
  6. シンプルなアプリ:機能がシンプルで分かりやすい

デメリット

  1. 注文数の少なさ:まだサービスが浸透しておらず、特に郊外では注文が少ない
  2. ロング配達が多い:効率的な稼働が難しい場合がある
  3. 配達先が事前に分からない:戦略的な配達ができない
  4. ペナルティが厳しい:拒否やキャンセルに対する制限が厳しめ
  5. エリア限定:まだ限られたエリアでしか稼働できない
  6. 保険制度の不安:配達中の事故に対する補償が不明確
  7. アプリの不安定さ:システムの不具合が発生することがある
  8. サポート体制の弱さ:トラブル時の対応に不安がある

Uber Eats配達員のメリット・デメリット

メリット

  1. 安定した注文数:市場に定着しており、コンスタントに配達依頼がある
  2. 情報の透明性:配達前に詳細な情報が確認できる
  3. ショート配達が豊富:効率的に稼げる可能性が高い
  4. インセンティブ制度:クエストやブーストなど多様な報酬アップ制度
  5. 全国展開:幅広いエリアで稼働可能
  6. 補償制度の充実:配達中の事故に対する保険が整備されている
  7. 安定したアプリ:システムの信頼性が高い
  8. 充実したサポート:トラブル時の対応体制が整っている

デメリット

  1. 報酬の引き下げ傾向:2025年1月以降、配達報酬が下がっている
  2. 競合が多い:配達員数が多く、注文の取り合いになる場合がある
  3. 現金配達の煩わしさ:現金設定時はお釣りの準備が必要
  4. 複雑なインセンティブ:報酬システムが複雑で理解が困難な場合がある

初心者配達員にはどちらがおすすめ?

これから配達員を始める方なら、まずはUber Eatsから始めることをおすすめします。

初心者には段階的なアプローチをおすすめします:

第1段階:Uber Eatsで基礎を学ぶ

理由は単純で、サポートがしっかりしているから。配達先も事前に分かるので、戦略的に動けます。何より、万が一の時の補償があるのは安心です。

第2段階:慣れてからロケットナウを併用

慣れてきたらロケットナウも試してみる、という段階的なアプローチがいいと思います。高単価の恩恵を受けながら、リスクを管理できます。

どちらを選ぶべき?併用のススメ

私の場合、現在は併用しています。

現時点では、Uber Eatsをメインにしながらロケットナウを併用することが最も賢明な選択と言えます。

併用をおすすめする理由

  1. リスクヘッジ:片方のサービスで注文が少ない時でも、もう片方でカバーできる
  2. 報酬の最大化:両方のキャンペーンや高単価案件を狙える
  3. 安全性の確保:Uber Eatsの補償制度でリスクをカバーしながら、ロケットナウの高報酬を狙える

メインはUber Eats。安定性、サポート、補償制度を考えると、やはりこちらが軸になります。ロケットナウは「お小遣い稼ぎ」的な位置づけ。単価が高い時を狙って稼働することが多いです。

併用時の注意点

  • 同時にオンラインにできるが、同時に注文を受けることはできない
  • 先に来た注文を優先する
  • それぞれのサービスのルールをしっかり理解する
  • 自分で任意保険に加入することを強く推奨(特にロケットナウ稼働時)

ただし、事故のリスクを考えて任意保険にはちゃんと入っています。

ロケットナウの紹介キャンペーンを活用しよう

そういえば、ロケットナウには紹介キャンペーンがあります。紹介コードを使って登録し、14日以内に初回配達を完了すると4,000円もらえます。

紹介した方も2,000円もらえるので、お互いにメリットがありますね。

紹介キャンペーンの魅力

  1. 高額キャッシュバック:初回配達だけで4,000円の報酬
  2. 期間限定:配達員がある程度集まり次第終了の可能性
  3. 低リスク:1回配達するだけで条件達成

注意:紹介コードは後から入力できません。登録時に忘れずに入力してください。

まとめ:戦略的に動こう

正直なところ、ロケットナウはまだ「発展途上」という感じです。

報酬面では魅力的だし、将来性もあると思います。でも安定性や安全面を考えると、Uber Eats一本で行くのが無難かもしれません。

ただ、フードデリバリー業界は変化が激しいです。Uber Eatsも以前ほど稼ぎやすくなくなっているのは事実。新しい選択肢があるのは悪いことじゃありません。

配達員として成功するポイント:

  1. 複数サービスの特徴を理解し、使い分ける
  2. 安全面を最優先に考え、適切な保険に加入する
  3. 各サービスのキャンペーンを最大限活用する
  4. 常に最新情報をチェックし、変化に対応する

私としては「メインはUber Eats、サブでロケットナウ」という感じで、リスクを分散しながら稼働するのがベストだと思っています。

みなさんも自分の状況に合わせて、上手に使い分けてみてください。