1回の充電で最長200キロ走行できるブリジストンのTB1e
他の車種に比べバッテリーが長持ちするのでUberEatsなどデリバリー用に購入を検討している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、デリバリー用途でTB1eを使ってみたメリットデメリットを解説します。
実際に使って感じたおすすめポイントや、ここはおすすめできないかも・・というような点もすべてありのまま書いていこうと思います。
そもそも電動自転車をデリバリーで使うメリット
TB1eのメリットの前に…電動自転車への乗り換えが初めての方に向けて、そもそも電動自転車をデリバリーで使うメリットについて書いていきたいと思います。
長時間稼働できる
当然ですが、電動自転車で稼働すると疲れにくいです。
この疲れにくい度合が、想像していた以上でした。
当ブログ管理人は、1日に7-8時間程度稼働する日もあり、アシストなしのクロスバイクで稼働していたときはヘトヘトに疲れていましたが、アシストありのTb1eなら長時間稼働してもほとんど疲れません。
1日8時間週7日稼働とか平気で稼働できるようになりました。
アシストなしの自転車で稼働している方は体力がついていると思いますので、電動自転車に乗り換えればほぼ疲労感ゼロで稼働できるはずです。
疲労感が少なくなれば、稼働時間を長めにすることもできますので、長時間稼働できればその分収入も増やせます。
健康的に稼働できる
過度な運動や疲労は健康にも悪影響です。
電動自転車で体への負担を減らすことで健康的に稼働できます。
副業などでデリバリーの仕事をされている方も疲れて本業に支障が出るようなこともなくなるはずです。
疲れないメリットは非常に大きいです。
健康を保つためにも電動自転車で稼働すべきです。
精神的なストレスが減った
アシストなしのクロスバイクで稼働していたときのストレスの原因の一つは「坂案件」でした。
「こんな坂の上から頼まないでくれよ…」と思いながら配達するのは結構なストレスになるはず。
電動自転車なら坂を登るのにも平地を漕ぐのときとほぼ同じ労力で登れますので、坂案件も余裕でやり過ごせます。
また、ストップアンドゴーで必要な労力も少なくなるため、赤信号のストレスも軽減されました。
稼働範囲が広がる
坂への抵抗がなくなったため、これまで避けていた坂の多いエリアでも、注文を受けられるようになりました。
今までは坂の多いエリアに近づくとオフラインにして、いつもの稼働エリアに戻るというようなこともしていましたが、その必要がなくなり稼働効率もあがりました。
以上が電動自転車のメリットです。
デメリット面はあまり詳細には書きませんが、アシストなしで稼働していたかたは運動量が減るので、体力が落ちたり、体重が増えたりするかもしれません。
次にTB1eのメリットを書いていきます。
TB1eのメリット
バッテリーが長持ちする
TB1eの最大のメリットはバッテリーです。
2022年モデルから走行距離がさらにパワーアップし、エコモードで最大200キロ、オートモードで105キロ、パワーモードで62キロ走行可能となっています。
当ブログ管理人は、常時パワーモードで稼働していますが、7-8時間ほど稼働しても30%ほどバッテリーが残っていることが多いです。
稼働する環境によって異なりますが、バッテリーの減りの目安としては1時間に10%ほど減っていく感じかなと思います。
ですので、カタログスペックの「パワーモードで54キロ」より、もう少し長持ちするのではないかなと思います。
ただし、坂道が多いエリアなどで稼働する場合はバッテリーの減りは早くなるでしょう。
バッテリーが長持ちするという観点からいうと、専業でデリバリーの配達をしている方や、副業でも休日に長時間稼働する方には、TB1eはおすすめできる車種です。
ちなみに、オートモードやエコモードだとペダルが結構重いのでわたしの感覚としてはパワーモードでの利用が必須じゃないかと思います。
かなりパンクしにくい
購入時にTb1eについてる、タイヤとチューブはかなりパンクに強いです。
タイヤがよいのかチューブがよいのかわかりませんが、購入してから2年経過しましたが、1度もパンクしたことがありません。
誇張なしでほんとにパンクしません。
続きましてデメリット面です。
TB1eのデメリット
ブレーキが効きにくい
TB1eを購入して最も不満を感じているのがブレーキです。
特にリアブレーキが効きにくく「不良品では?」と疑いました。
が、調べてみたところ、どうやら仕様のようで、TB1eで使用されているホイールブレーキはクロスバイクなどで使用されているキャリパーブレーキやVブレーキに比べブレーキの効きが劣るようです。
ホイールブレーキはシティサイクルなどで使用されているブレーキですので、シティサイクルに乗っていた方には違和感なく乗り換えできると思います。
一方でクロスバイクなどに乗っていた方がTB1eに乗り換えるとリアブレーキの効きの悪さに違和感を覚えるはずです。
下り坂などではリアブレーキだけでは停止できず、また平地でもブレーキをかけてから停止するまでの時間が長く「怖いな」と感じます。
ちなみに、Tb1eに関しては度々「ブレーキが効きにくい」という評判をみかけます。
前ブレーキが効きにくいという意見と、後ブレーキが効きにくいという意見がありますが、わたしは前ブレーキが効きにくいという印象はなく、後ブレーキだけ効きにくいという印象です。
クロスバイクなどに乗っていた方でTB1eに乗り換えを検討されているかたは、購入前に試乗すると良いかと思います。
ヨドバシカメラなどで試乗できる店舗があります。
スピードが出にくい
国内の電動アシスト自転車は時速24キロ以上のスピードになるとアシスト機能がオフになるように作られています。
TB1eも同様ですので、一定の速度になるとアシストがオフになります。アシストがオフになると車体の重さなどの影響でペダルを漕いでも加速しにくく、アシストなしのスポーツ車に比べスピードを出して走行することが困難になります。
とはいえ、デリバリーで配達する分には十分なスピードは出ます。
自転車に乗ること自体が好きで、スピードを出して爽快に走りたいというような方には物足りなさを感じるはずですが、デリバリー用途には問題ないというのがわたしの感想です。
Tb1eのライバル車種
パナソニック ジェッター
走行距離:45〜85キロ
Tb1eよりスピードがでて、ブレーキも駆動もばっちり
泥除けが標準装備されていないため、必要なら別で購入が必要
パナソニック ベロスター
走行距離 : 28〜54キロ
パナソニックのエントリーモデルの電動自転車。走行距離は短めだが、10万円程度で購入できるコスパの良いモデル。
長時間稼働しない人なら検討の範囲に入れておきたいモデル。
あさひ オフィスプレスe-L
走行距離:54〜100キロ
サイクルベースあさひのオリジナル電動自転車。
油圧式ディスクブレーキを採用しているため、雨でも安定した制動力を保つことができる。
通勤用を意識したモデルのためか、落ち着いたカラーリングとなっているが、高級感がありデザイン性も高い。
アシスト機能をオンオフ切り替えるためのスイッチパネルにUSBポートがついているため、スマホの充電に利用することもできる。
電動自転車のレンタルはどう?
10万円以上の負担はちょっと…という人や、とりあえず電動自転車を試してみたいというレンタルという選択肢もあります。
COGICOGIなら配達員向けのプランも用意されており、月額9,350円から利用できます。
こちらの配達員向けプランは、シェアサイクルではなく貸し切りプランのため、契約している間は都度返却する必要がありません。
Tb1eはウーバーイーツ配達員にはおすすめ
ブレーキなどに不満はありますが、長時間稼働できるのはかなりメリットに感じます。
他にTb1eと同等に長時間稼働できる電動自転車はみつかりませんので、1日7-8時間以上稼働する人にとっては、Tb1e一択といってもいいです。
また、デリバリー用途で電動自転車に乗り換えるメリットは非常に大きかったです。
現在アシストなしの自転車で稼働されているかたで、今後もデリバリーの仕事を継続される予定のかたは、TB1eを含め電動自転車への乗り換えを検討されることをおすすめします。
電動自転車に乗り換えたならば「もっと早めに乗り換えていればよかった」と感じるはずです。
電動自転車を購入するなら早めがおすすめ
Tb1eを含め電動自転車を購入する予定があるなら、早めに購入するのがおすすめです。
というのは、どの車種も軒並み値上げしているためです。
Tb1eは2022年6月に15万から17万円に値上げされました。オフィスプレスeも8月に12万円から14.8万円に値上げになりました。その他の車種も多くの車種が値上げされています。
コロナウィルスの影響で自転車通勤が増えたことによる需要増、円安・インフレ、材料費の高騰などで今後さらに値上げする可能性もあるかもしれませんので、購入を検討されている人は早めに購入すると良いかもしれません。